語源で覚えるロシア語 #3
テキストから発見したのは「спектакль」(スペクタクリー)(上演、演目)です。聞いてわかると思いますが、英語の「spectacle」(光景)と同じ語源ですね。フランス語由来ということでした。
そういえばロシアではフランス語が上流階級の言語でしたね。フランス語由来なのも納得です。
今日のおべんきょう
復習として、第1課から第5課までの例文(それぞれ2個ずつ)を音読し、第6課の練習問題を解きます。練習問題だけ翌日に残しておくと、いい復習になりますね。
本日のメインは第7課です。形容詞の軟変化、動詞の過去形という単元です。
5日目になって、いろいろややこしくなってしんどいなと思う部分もありますが、カチューシャ(GuP)の名挨拶(?)の「ピロシキ(пирожки)~」とか、響(艦これ)のハラショー(хорошо→形容詞:хорошии、хорошее、хорошая、хорошие)が出てきたので頑張っていけそうな気がします。
形容詞になるとアクセントが移るから「ハローシャヤ」とかになって、語感変わっちゃうけどね。
つーかこんな不純な動機でいいんだろうか。
まあ、何はともあれ、今日学習した、形容詞の軟変化と動詞の過去形の活用表を書き出しましょうか。
<軟変化:語尾が軟母音×2の形容詞>
軟母音:я, и, е ,ё, юの5音。ya, yi, yu, ye, yo。
被修飾語が女性 | яя |
〃男性 | ии |
〃中性 | ее |
〃複数 | ие |
<参考:硬変化>
被修飾語が女性 | ая |
〃男性 | ыи |
〃中性 | ое |
〃複数 | ые |
複数=男性+中性 かな。
<動詞の過去形>
主語が女性 | ла |
〃男性 | л |
〃中性 | ло |
〃複数 | ли |
軟変化と硬変化は対照的になってますね。硬母音を軟母音に変えるだけなので覚えるのは楽です。
動詞の過去形は主語に合わせるという点で、英語の「三単現のs」に近い感触があります。
さて、「出没母音」という文法事項が出てきました。ピロシキの単数がпирожок(ピラジョク)、複数がпирожки(ピラシキ))となって「о」が消えるのですが、このような現象を出没母音というそうです。
いまテキストとして使っている『これからはじめるロシア語入門』(NHK出版)には「どういう場合に出没母音が起きるかには、明確なルールはありません」と書いていて戦慄しました。でも、文法書としてついでに買った『これならわかるロシア語文法』(NHK出版)にはかなり詳しい分類が記載されておりましたので、ちゃんとパターンが組めることがわかって一安心です。
ま、ひとまず、ぼくは初心者なので出没母音はいったんおいておきます。
最後に、第7課の会話例文を暗唱して終了です。おつ。
追記:「サッポロラーメン」を巻き舌で言う練習をしていたら、ちょっとは巻き舌が上手になったかもしれません。
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