Day3: ゼロから始めるロシア語学習

さて本日もまずは第2課の復習です。日本語訳だけを見てロシア語会話例文が暗唱できるかをチェックします。

今日はまず、テキストの第3課です。動詞の第1変化を学習しました。英語に例えると、第2課までがbe動詞の学習で、第3課から一般動詞の学習といったところでしょうか。第1変化の規則活用はまだ覚えやすいほうですね。それに現在進行形もないんですって。

<語尾><個人的覚え方>
不定形(基本形)-тьto不定詞。
я
1人称単数
や・ゆ・よ。
ты
2人称単数
-ешьつべし
он она оно
3人称単数
-етあの~(оно)。えっと~(ет)。
мы
1人称複数
-ем「м」が共通
вы
2人称複数・2人称単数の敬称
-етеビューティーえっち(適当)。
они
3人称複数
-ютониは「おに」ютは「うと」みたいな発音だから、
おにいちゃん(兄)、おとうと(弟)」のセット

そうそう、今日の例文の人名に「Саша」(サーシャ)とか「Таня」(ターニャ)が出てきました。
サーニャちゃん(ストライク・ウィッチーズ)はロシア語だと「Саня」って書くのかな。
ためしに例文を作ってみましょうか。

「今日、どこでサーニャちゃんとエイラちゃんは働きますか?」
「Сегодня где Саня и Эира работают?」

でいいのかな。エイラちゃんのロシア語の綴り合ってるかわかんないけど。

この例文には「働く」=「работать」(ラボッターチ)が使われていますが、調べてみるとこれは「robot」と語源が一緒でした。robotはチェコ語(西スラブ系)由来ですから似てるわけですな。

他にも、знать(ズナーチ・知っている)は、know(知っている)と共通の語源を持っているようです。「n」の音が一緒ですね。あるいは、отдыхать(アッドゥィハーチ・休息する)は、休息→息→魂→動物というふうに辿って行けば、なんと英語のdeer(シカ)やdusk(夜明け)と語源を共通しているようです。

ロシア語も広い意味でのインド・ヨーロッパ語族ですから、意外と語源が繋がってたりしますね。ということで、まったくわけのわからない単語は半分くらいしかないので、頑張れそうな気がします。

今日は土曜日なので、第4課もちょっと進められそうな気がしました。

第4課は「名詞の性と複数形」。名詞の性を覚えるのが大変だという話はドイツ語・フランス語で聞きますけど、ロシア語はどうやら語尾の文字でだいたい決まるらしいので一安心。

女性
男性-子音
中性-мя

①「-ь」は男性と女性どちらにもなるから注意。
②それを除けば女性は「ア」系、男性は「イ」(子音=しん)系。女がアンアン言って、男がイくということですね(適当)。
③中性は、「エ」「オ」とмя(←ほとんど出てこない)。

そして名詞が複数形になるときの語尾変化は、以下のように語尾の文字で異なるとのこと。

置換前置換後個人的覚え方
」だから「イ」に進化
ア」だから「イ」に進化
「ア」だから「ウ」に進化
」だから「イ」に進化
」だから「イ」に進化
-子音-子音ы「イ」が入ってないから「ウ」に進化
ェ」だから「ア」に進化
アクセントがないとき「ア」だから「ア」に進化

そうです。女性と男性は、発音に「ィ」が入ってるものは必ず「-и」に進化して「イ」が発音上強くなり、入ってないものは「-ы」に進化して「イ」を手に入れます。要するに、「イ」を強化するわけです。

ただ、性別が決まってないなら、できることなら誰もが女の子になりたい(ただし二次元)ですよね。だから中性名詞は、自分の「イ」を強化するのではなく、女性名詞になりたいと願って、女性名詞の語尾に進化してしまいます。その際に発音の特徴は引き継ぎます。

さらに、女性になりたい願望は男でも強いらしく、папа(パパ)のような女性語尾の男性名詞でも、複数形になるときはしれっとпапыとなって、女性語尾の活用をしてしまいます。

ということで、女の子は理想だよね、っていう真理はロシア語でも証明されていると思います。

さて次は「正書法」とのこと。г, к, х, ж, ш, щ, чで終わっている子音のあとは、я→а、ы→и、ю→уとなるそうです。
うーん。「г, к, х, ж, ш, щ, ч」をどう覚えましょうか。まず、гとкは有声音と無声音の組み合わせです。ж, шもそうです。そして、хは、жに似てますね。щとчは、шに似てます。
よって覚えるべきはкとш、そしてその仲間たちです。もうこれは「カチューシャКатюша」で覚えておきましょうか。
「я→а、ы→и、ю→у」は、「アイウ」と覚えれば楽ですね。

「カチューシャの仲間のアイウに注意!」

さて次は、所有代名詞(英語だとmy, their…)です。

わたしの
(my)
おまえの
(your)
わたしたちの
(our)
貴方の
貴方たちの
おまえたちの
(your)
被修飾語が
女性単数
моятвоянашаваша
被修飾語が
男性単数
мойтвойнашваш
被修飾語が
中性単数
моётвоёнашеваше
被修飾語が
複数形
моитвоинашиваши

<行で見る>
原則として、各性の語尾でいちばん「イ」が強いものをつけますが、「ш」の後は弱体化します。
・女性:「イ」が一番強そうな「я」がつきます。「ш」の後は仕方なくя→аになっています(「イ」の音を失っているので弱体化)。これは正書法規則ですね。
・男性:「й」がつきます。「ш」の後は消えてしまっています。弱体化ですね。йをиにすると強化してしまいますからね。できなかったんでしょう。
・中性:「ё」がつきます。「ш」の後はё→еになっています。点々が取れて弱くなっています。
・複数形:女性・男性・中性がすべてミックスされていると考えて、最強の「и」がつきます。あまりにも強すぎるので、「ш」のデバフの影響をうけません。

<列で見る>
myの列:myの「m」が入ってるから覚えやすいですね。
your(単数)の列:二人称単数の主格は「ты」でしたね。
ourの列:一人称複数の主格は「мы」でしたけど、既にmは使われてるので、アルファベットのmの次のnということで「наш」なんじゃないでしょうか。
your(複数)の列:二人称複数の主格は「вы」でしたね。

いやはや一気に難易度が爆上がりしてきましたが、不条理なルールはまだ少ない気がするので、引き続きやっていけそうな気もします。

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